親子杉

境内に  樹齢千年の  親子杉  いく枝朽ちて なほも繁りぬ

・諭鶴羽山(ゆづるはさん)

譲葉山(ゆずりはさん)

 諭鶴羽山には、落ち葉の季節が2回あります。ご存知の通り、モミジやイチョウ、サクラなど秋に紅葉する植物のように、晩秋を迎えるとすべて葉を落としてしまうもの。それとは別に常緑樹のタブやユズリハ木などは、春先から初夏の5,6月頃にかけて落葉を始めます。ウグイスやホトトギスなどの鳥たちのコーラスの中、木々の枝先では新緑の若葉たちが一斉に芽吹き始め山は、若返ります。その一方で古い葉たちは若い葉たちにその使命を譲り落葉していきます。ユズリハ木たちが葉を譲っていく姿は、人が親から子、子から孫へその命や文化を脈々と受け継ぎ、伝え再生していくその様子と重ね合わせることができるようです。

 諭鶴羽山は、古書によると譲葉山とも書かれています。古代の人たちの自然に対するこうした感性からこの字があてられたのでしょう。

親子杉

兵庫の巨樹・巨木に選定

推定樹齢500年の親子杉、長い年月風雪や雷に耐え、今なお樹勢盛ん。

訪れるものを優しく迎えてくれる。

ユズリハ木

  • 諭鶴羽神社の神樹。新芽がでてくると古い葉は、若い葉に譲りながら落葉していく。子々孫々栄えていくという縁起の良い木でもある。

アカガシ群落

諭鶴羽神社の社叢林の中心となる樹木。兵庫県指定天然記念物。樹齢300年以上のアカガシの樹木数十本からなる。